私はブログのアクセス解析をほぼ毎日楽しんでいます。昨日の人気記事トップは13年前の記事でした。この記事は4391回目のブログ更新になります。
「昨日の最初の研修者はシリコンゴムのブレスレットへの印刷を研修に来た人だった。通常のインキで印刷したところ印刷がボロボロ落ちてしまう。印刷には全くの素人で何故印刷インキが着かないのか腑に落ちないらしかった。
 シリコンゴムはパッド印刷のパッドに使われるのはインキが付着せず直ぐ剥離してしまう特性があるからで、凹版から拾ったインキが乾燥する過程での粘着性があるのを利用して転写するものだと言うことをも説明した。シリコンゴムへ印刷するインキはインキと言うのは間違いと言っても良い、シリコンゴムそのものでそのまま置いておけば固まることがない、温度をかけて加硫するからゴムと一体になる。そんな説明をしたがまだ納得した様子が見えなかったが、テスト印刷して温度をかけて固まったものを持ち帰ってもらった。この仕事が決まったら持ってくるので印刷して欲しいと言っていたが、印刷についてもう少し学習する必要があると思った。
 二組目の人は北九州から見えた人で、ギフトショー初日に一番最初に来た人だったが、パッド印刷の特性を見抜き、他のブースの人の素材を持って来てそれに印刷したものを持って行きそのブースの人を自分の客にしてしまったようだ。その営業感覚には頭が下がるくらいの思いがした。「なんでもくん」を購入する前に既に営業している。今見習いで我が社に来ている者に見習いさせたい程だった。安心堂の前に来た客と接しただけでそれが自分の客だと感違いするような者とは相当隔たりがある。自分の足で自分の客を創ると意を決して明日からでも走り出すようなものにならなければ自立は難しいだろう。良いお手本だと思うが気が付いていないかも知れない。
 その人は午前10時に来たが結局我が社が終わるまで滞在し、3組目のお客さんにレクチャーする間もそれを見学していた。自分で私のパソコンを使い、イラストレーターで自分なりのデザインで原稿を作り、それで版を通るところまで全部一人でやってもらった。私が傍らで言うとおりにやっている仕草を見ていてこの人なら直ぐ何でも出来る人だと思った。元々は金属塗装をしていた人で、その塗装業が今一だったので8年間Tシャツへの印刷を仕事にしていたらしい。それも今では競争が激しく儲かるものではないと思って居たところで「なんでもくん」に出くわした、もし安心堂のブース前を通りがからなければ今日はない、本当に幸運だったと言っていた。
 私はただ何に印刷して何を自分の仕事にするかが問題だと話した。他人のものに印刷して印刷業としてやるも良い、ただこの人がやっていた金属塗装は自分の強みでもある、その強みを生かして製品開発も出来ることも話した。塗装と印刷を活用して自分のマーケットを自分で創りだす、人の役に立つもの、世の中に必要と思うものを創りだすことが貴方だったら出来るはずだとも話した。
 3組目の人は社長と二人の女性社員を引き連れ3人で見えた。プラスチックの成型屋さんで本格的なパッド印刷機を持っている。ところがその印刷機では出来ないものが有ったり、製版代が高いのに閉口していたらしい。一人はイラストレーターを自在に操るような人で自分で原稿を作り、また自社からデータを送らせ2種類の版を作った。一人づつ版を握らせ自分で現像し自分で版をセットさせた。自社のパッド印刷機は担当が居るので触ったことも無いと言っていたが、「なんでもくん」でなら自分らも印刷が出来てしまうことを知った。この会社は大きく変革することが出来るだろうと思う。しかもその会社のパッド印刷機にはつかないような110パイのパッドを購入した、版も150×200の大きな版も購入した。パッドは手で押せるような特注パッドで女性の力でも手動で押せるものになっている。この女性たちがほんの数分で製版し印刷を簡単にしたら、専門のオペレーターは顔色無いことになってしまうだろう、その驚くさまが目に浮かぶようだ。直ぐ購入したいと言って現金を置いて行った。」