今当社に入っているパッド印刷の依頼は何点あるか俄かには答えられない程になっている。世の中にはそれだけパッド印刷のニーズが有ると言う事になる。パッド印刷のニーズに応えられない印刷屋さんが多いのも事実です。それで私は印刷の経験もない素人でも簡単にパッド印刷の印刷技術を習得出来る印刷システムを開発しました。それが手動式卓上パッド印刷機「なんでもくん」です。パッド印刷には凹版が必要なのですが、その版も10数分で製版出来る事もレクチャーしています。
 昨日も4名の方が「なんでもくん」の研修に見えたのですが、娘が対応していました。今では娘はすっかり私の代役が出来るように成長しています。皆さんパッド印刷が何なのか理解されて帰られたと思います。パッド印刷の有効性を理解し、印刷を内製化する企業は増えています。印刷の持つ高付加価値性に目覚め事業を拡大している企業も増えています。それを肌身に感じて知っているのは私です。何故なら「なんでもくん」で使う消耗品のリピート注文が入らない日は殆どない状態になっているからです。中には10年以上お付き合いしている会社もあります。既に1,000台以上の「なんでもくん」は普及していると思いますが、中小企業は日本中に何十万社もありパッド印刷代で競合することは殆どないでしょう。
 私はパッド印刷のみならずシルクスクリーン印刷にも習熟しております。シルクスクリーン印刷の特性を生かし開発した商品もあります。これは今年度の「TASKものづくり大賞」に応募しておりますので、入選したら商品化して1月から発売するつもりです。印刷に携わる方には絶対必要なものです。11月中には結果が出ると思います。仮に入選しなくても私は商品化して私のお客様には役立てて貰いたいと思っています。