「国際雑貨EXPO」で名刺交換した時、印刷の事だったら何でも相談して欲しいと言ったのを記憶はしている。その方から途轍もなく面倒な相談が持ち込まれてしまった。印刷のイメージ画像がメールで頂いたが、それだけでは判断し難いので現物を送って見て下さいと言ったら脚立と籠のサンプルが送って来た。脚立も籠も平たくなっていてワンタッチで組みあがってしまう、脚立はまだしも籠はワンタッチとはいかないが簡単に組みあがってしまう四角い篭で、かなりの大きさのものに変身する。それらにベタと文字の2色印刷を淵の部分にするものだった。
 脚立は特枠を板金屋で造って貰えばシルクスクリーン印刷が出来るが、籠の方はパッド印刷でなければ出来ない。パッド印刷で印刷するにも通常のパッド印刷機にはセットしえない大きさで、特別な手刷りの印刷装置を組み立てなければ印刷が出来ないものだった。
 依頼者はかなり国際的にも有名な会社で、決まればそれなりの量になってしまうかもしれない。我が社のスペースでは間に合わないことになってしまうかもしれない。もう少し詳しい情報を頂いてから返事をしようと思っている。
 昨日見えた方も「国際雑貨EXPO」でお会いした方で、腕時計のベルトに印刷したいと言う事だった。太い繊維で編んだ黒いベルトなのでパッド印刷で白で印刷しても白く見えない、三度くらい重ね刷りをすると何とかなりそうでった。ベルトの他にガラスのグラスグッズを持って見えていたが、アメリカ製だと言うがガラスのグラスに拳銃の球がめり込んでいるのに驚かされた。もう一つはグラスでなく丸い球状のもので、中に軸が有りその周りに薄い金属の三角片が何枚かついていて光に反応して回転し始める。光の強度で回転する勢いが変わる。試しに昨日は天気が良いので外に出て日光に当てたら勢いよく回っていた。インテリアグッズだが面白いグッズがあるもんだと驚かされた。これ等にもベルトと同じ印刷をした。それら皆自分で印刷してもらった。印刷強度が確認出来たら「なんでもくん」導入を考えるだろうと思う。
 昨日は先日試し刷りしたものがクライアントに喜ばれ仕事になったと報告に来た、彼は紙媒体では歴史のある印刷会社の営業マンで、時々面白い仕事を持って来ている。彼の会社で開発した紙のペーパーナイフが産経新聞や読売新聞で記事になり、今回はNHKの街角情報室で紹介されて日本中から引き合いが来ていると言っていた。現在の所量産が出来る所まで行っていないのが悩みらしい。
 毎日のように色んな人が出入りしてくれるので楽しい事になる。昨日は「焚経香」の注文が大量に入った、ここは毎月決まった量を注文してくれる。8月の旧盆が近くなってきたので線香の注文が増える時期にもなっている。
 昨日は未来クラブのメンバーがバランスインソールのトコトコを10足買いに来てくれた。彼のゴルフ仲間に履かせたいと言っていた。最近はトコトコもあっちこっちに売れるようになっている。昨日見えた方もお母さんに履かせたいと言って購入して行ってくれた。