昨日の午前に見えた方は金属加工が得意な会社の方で、自社で開発した特殊なボールペンに得意先の社名を名入れする事を自社で出来ないかとの相談だった。一見何処でも見られるような高級ボールペンだったが、キャップのある部分を押すとペン先が驚くほど明るく光り懐中電気の役目を果たすようなものだった。暗闇でも文字が確り描けるだろうし、夜間に作業をする人には役に立ちそうなものだった。
 名入れの発注先の送って来たメールにAIデータが添付されていたが、それを我が社のアドレスに転送してもらい、それを我が社のプリンターで出力しポジフィルムを作った。そのポジフィルムを露光機にセットし製版するところも覚えて貰った。出来た版を「なんでもくん」にセットし、パッドもボールペン用のパッドをセットし、ボールペンはあり合わせの治具に固定して位置合わせをし、印刷するところもまで全てご自分でも体験してもらった。
 その方の会社は本社は地方にあり、東京にその方一人が常駐し、名入れの作業はその方が手配していたらしい。見えた時小型のトラックで荷台には大きな金属製品を2種類ほどシートを被せて有ったが、金属加工は何でも出来る会社のようだった。大きなものから小さなものまで加工できる会社のようで顧客のニーズに応えたものらしかった。今回は建設会社からの注文の様だが、夜間に仕事する警察官や消防士、未だ明かりの無い建設現場の作業員などには重宝がられるボールペンだと思う。
 私は「あだち新製品開発講座」の講師も務めているせいか、こういう開発製品には心がひかれる。自社の技術で人の役に立つもの、他人に喜ばれものを創る,こう言う気持ちを常に持っていることを人に勧めている。
 午後お見えになった方は釣り具を本業にしている方だが、今回お持ちになったのはゴルフ関係の商品で、私も過去には少しはゴルフをたしなんでいたが、見たことも無いようなゴルフマーカーだった。ユニークなマーカーで、それにオレンジの蛍光色で印刷したいと言う。黒文字での印刷は問題なく出来るのは直ぐ経験して貰ったが、そのベースになる部分を蛍光色のベタで色付けしたいと言うので、それは蛍光インキを取り寄せしてからと言う事になった。サンプルインキが来る迄お預けになった。釣具屋さんがゴルフ関係のものを創る、蛍光色と言うのは釣りの浮きなどの目立つものとして使われている、ゴルフのマーカーも遠くからでも目立つものとして喜ばれるかもしれない。いずれにしても自社技術を使って異業種のものを開発すると言うのはチャレンジ精神が無ければ出来ない、こう言う人達と知り合う事が楽しいし、私のものづくりの刺激にもなる、有難いものです。