昨日の午後は場内は女性群はバランスインソールを梱包する作業に入っていて私の入るスキが無かった。私は火急の仕事が無いので何か新しいものを創ってみようと考えた。今年は「TASKものづくり大賞」に出品しようと考えているものがある。その構想を練っているが11月までには形にしようと思っている。簡単に出来るものではないので加工所と相談しなければならない。自分で木工で原型を作りそれを設計の基にして貰うつもりでいる。このところ私のやる事が多く、それを作る時間がない7月中には作りたい。
 今日は「あだち新製品開発講座」があるので、講座でものづくりの切っ掛けになるヒントを皆に伝えたいと思い、顧客ニーズがヒントになる事もあると話そうと思っている。そのヒントを活かすためにはまず自分で作ってみる事が重要と言いたい。私は面白い本を持っている、結局「すぐやる人」がすべてを手にれる、と言う本です。今日はこの本を受講生に紹介しようと思っている。
 昨日の午後は3時間ほど費やして顧客から得たヒントを形にする為行動を起こした。作っていくうちに色んなアイデアが沸いて来て面白いものが出来た。まず私は未だ誰も見た事がないものだと思うが、講師の大塚先生や受講者に問いかけてみたいと思っている。TASKに出品するには時間をかけて本格的なものも造れるが、先ずは10個ほど作ったので皆がどんな評価をして呉れるか、知財権を設定できるかを大塚先生に観てもらう。
 私が文字入り線香「焚経香」を作った時、大塚先生は自分の大学の学生100人に見せた。線香に文字が印刷されて何の意味があると大した感想も無かったらしいのですが、二人の学生が物凄く感動してくれたとの事だった。その時先生は「丸山さん、2%の人が感動してくれている、1,000人居れば20人、10,000人居れば200人、100,000人居れば2,000人の人が感動してくれる。2%と言うのは大きい、商品として成り立つと激励してくれた。「焚経香」は今では我が社の安定した商品になっていて、毎月の売り上げに寄与してくれている。
 今回の製品も受講者の何人が評価して呉れるか、今日はそれが楽しみなことになっている。どんな結果が出るか?とにかくものづくりは楽しい、楽しいから止められない。
 平櫛田中さんの名言「いまやらねばいつできる わしがやらねばたれがやる」「六十七十ははなたれこぞう おとこざかりは百から百から わしもこれからこれから」を思い出す。田中さんは107歳まで創作活動をしていたらしい。