今日は大きなポリエチレン製のバケツにロゴ印刷をする。ポリエチレンと言うとインキの密着性が悪いのでどんなインキを選択すればよいのかが一番肝要な事でもある。この仕事は数年前に持ち込まれたもので印刷試作をして提出したものでしたが、そのクライアントが色んな所に印刷試作を頼んだが、我が社のだものだけがインキが剥がれなかったと言って、毎月この時期に来る仕事になっている。
 取っての付いた大きなバケツで左右にある取っ手の隙間に印刷するのでパッド印刷をしたいところだが、そのロゴが大きくシルクスクリーン印刷でなければ出来ない。シルクスクリーン印刷の版の作り方も工夫が必要だが、印刷のテクニックによっても滲みやすいので難問だらけでもある。難問と言えば乾燥させるにも大きいから積み上げると天井にまで届くような事になる。300に満たない数量だが干場で我が社は空間がなくなってしまう。
 人気のブランドで売り出せばすぐ売リ切れるようなものらしいが、成型屋さんも一日に何個も成型出来ないらしい。足立区にはプラスチック成型をする会社は何社もあるが、精密な成型をするところばかりで、我が社も線香容器や特殊なキャップの成型を毎月出している所もある。数量が多いので時間も掛かるのであらかじめ在庫を積み上げて置かなければならないものあるが、場所的には何とか間に合わせている。このバケツを成型している会社も大変だろうと思う。
 今また、プラスチックの成型物で20センチ四方の成型物4面に印刷したいと言う案件もある。それを「なんでもくん」で印刷したいと言うので、標準の「なんでもくん」では20センチの高さでは無理だが、チョット改造する事にはなるが20センチ四方だろうがそれ以上でも印刷が出来るようには改造できる。一度見に来て頂く事になった。パッド印刷と言うと小さなものが多いが、我が社は大きなものにも対応できるのが特徴になっている。