昨日は社内の仕事を手伝ったり、次の仕事の段取りをしたりしてた。電話でパッド印刷の相談をしたいと言って来た人に対応したが、紙対応の仕事ばかりしていた人で形のあるものに印刷する事を的確に判断できないので驚いてしまった。プラスチックの成型品全体の色を白から黒に変えるの相談だった。塗装するしか方法がないのが分からない、結局未来クラブの仲間を紹介し塗装所を紹介してもらう事にした。
 最近紙媒体の印刷だけでなくパッド印刷も引き受けるようになった会社だが、成型物を扱ったことが無いとこういう風になるのかと思いつつ教えてあげたが、最初はこういう付き合いも偶にはある。
 「未来クラブ」の定例会は昨日は出席者が少なかったが、3月1日に「あだち新製品開発講座」のプレセミナーがあると紹介し、なるたけ多くの人に参加して欲しいと思っている。
 開発講座で開発したものが「TASKものづくり大賞」に入選し、今開催されているギフトショーで展示していてバイヤーの目に留まった話も伝わってきている。入選するとこう言うチャンスが得られるとも伝えた。
 定例会恒例の事業報告では相変わらず忙しいところもあれば、話を聞いただけでも大変な状況にあるところある。概ね厳しいと言うところは今までの仕事を繰り返しているだけで、何の手も打ってない。
新規開拓をすることさえ良く分からないでいるようだったので、昨日は私が証券マンだった頃の体験話をした。
 私が世の中にデビューしたのは前回の東京オリンピックの年で、証券不況の始まったいた頃だった。世間には証券会社と言うだけで冷たくあしらわれたが、高利回りの確定利付きの債券貯蓄には理解してくれる客も多く居た。
 生まれて初めて訪問したのは産婦人科の医院だったが、名刺を私の頭越しに放り投げてドアをピシャリと閉められ言葉すら交わしてくれなかった。一瞬大変な業界に入ってしまったと思ったが、気を取り直して、次に入った洋服の仕立て屋さんに「今日生まれて初めて外交に出て、今日初めてお宅を訪問させて頂きました。」と言ったら、店主が「何?うちが初めてだと?よっしゃおいちゃんがゲンを付けたろ、何売ッとんねん、買たろ」と言うので「何かを売るのではなく、月一万円の証券貯蓄を勧めているのです」と言ったら「よっしゃ、つきあったろ」と言っていきなり契約してくれました。
 その時、世の中には嫌な奴も居れば、こんな素晴らしい人も居ると一瞬にして世の中に希望を持つことが出来た。その日は同じよう挨拶を繰り返し2件契約が取れた。それで世間を歩き回ることが怖くな無くなった。どんな大きな事業会社だろうとどんな立派な家にでも入ってゆくことが平気で出来た。だから人の何倍も歩くことが出来るようになり、同僚や先輩の何倍もの客を獲得する事が出来た。
 こんな話を昨日はさせて貰った。その話を聞いて感動してくれて、自分が今企画しているイベントビジネスの場でその話をして欲しいと言う人も居た。
 懇親会の席でも色々な話が出来た。この話は以前ブログにも書いたが、未来クラブでは初めてなので刺激を受けた人も多かったろうと思っている。
 今日は朝一番で仙台の中学校の先生が挨拶に来る、5月の修学旅行で生徒が会社訪問する事になっているのでその打ち合わせだと思う。
 10時には北海道から「なんでもくん」についての相談で来る方が居る。どんな仕事の方か今から楽しみにしている。