最初にお見えになった方はスポーツ用具を造っている会社で倉業60年と言う歴史もある会社の方だった。社内には用具類に印刷するものは何でも揃っている。シルクスクリーン印刷を始め本格的なパッド印刷機、今流行りのインキジェットプリンター、それらを駆使しても印刷が上手く行かないものが有るらしい。スポーツ用品のカタログを見せて頂いたら1冊の冊子になっているくらい多くの商品がある。その中の一つのものに印刷したいがあまり上手くいってないと言う事だった。おそらく新体操で使うバトンのようなものだったが、簡単に印刷が出来ないので困っているようだった。
 私から見ればいと簡単に出来るようなものだったが自社のパッド印刷機では簡単に出来なで苦慮しているらしい。私が何にでも簡単に「なんでもくん」で印刷出来ると言って、版を作るのもその場で見せ簡単に印刷して見せた。その会社の製造部は足立区の隣の埼玉県でそこの製造社長を今度連れて来ると言って帰られた。
 2組目の方は木製の盃で三段重ねの朱色の綺麗なものでその底部分に丸いロゴが印刷されているが、最近職人が歳をとってしまって、中心に入ってないものが多くなって困っていると言っていたが、印刷治具が確りしていれば誰がやっても出来る事を知ってもらった。外注先の職人の仕事が衰えて来ている事情はよく聞くが、後継者不足がどこの世界にもあるようだ。神社仏閣を対象にした諸々の製品を供給している会社なのでお守りなどに利用できるのではないかと小さな版を作って見せようと思った。
 その会社名とキャッチフレーズを2行にして小さな版を作った。私が細めの文字の版、その方には太めの版を一緒に作ってもらった。その版でその場に有った小さな石に印刷してみせたら小さな細い文字も社名も綺麗に形の違う石に印刷出来るので驚いていた。お見えになった二人にも印刷して見てもらったら大感動、必ず社長を連れて再度来るからよろしくお願いしますと言って帰られた。
 2組の方達にパッド印刷の面白さを強調して、印刷の持つ高付加価値性も再度確認して貰った。