世の中にパッド印刷と言う言葉すら知らない人が大勢いる。知らない人が大勢居ると言う事はそれだけパッド印刷のマーケットは大きと言っても良いのではないかと思う。人は物を作ったらそれは私が作ったものだと主張したくなる。製品名を記すだけでなく創ったのは自分だと言いたいことになる。
 形の有るものを造ったらそれに自社ロゴを印刷したいと言うニーズは無くならない。他の人の造ったものとの差別化をするためにブランディング戦略を考えるだろう。
 創ったものが特殊な形状で、それに自社ロゴをプリントしたいと言うニーズに応える所が有りそうで無い現実がある。今ある印刷所の印刷機器では無理だと思いネットで検索して色んな所に相談しても断られてしまう事が多いらしい。そんな時パッド印刷と言う印刷技法があると知り、パッド印刷専門会社に相談すると量的に多い物でないと引き受けてくれない、少量で多品種なものに応えてくれる所を詳しく探すと弊社に行きつくと言う方が多い。
 弊社は創業時から「印刷の出来ないものはほとんどありません」「数量に関係なく一個からでも印刷します」をキャッチフレーズにしていました。ほとんどと言うフレーズを使ったのは世の中には印刷機にセット出来ないようなものも有るからです。
 弊社も既製の半自動機のパッド印刷を当初から利用していましたが、印刷開始するまでの手間が掛かり、数量的に少ないものだと割に合わないものが多かったのも事実でした。割りに合わないことを排除し、もっと簡単にセット出来、印刷依頼者の希望する印刷のクオリティーや印刷コストにマッチする印刷方法を考え、研究し続けました。開発に至るまでにかかった経費は半端でないほどでしたが、今ある不利益なものを排除する事を何度も何度も積み重ね、辿り着いたのが今ある「なんでもくん」のシンプルな形になったのです。
 形の有るもので「なんでもくん」にセット出来るものだったらなんでも印刷が出来てしまうので「なんでもくん」と命名しました。
 シリコンパッドを利用するのでパッド印刷機と称していますが、他に無いものになっています。「なんでもくん」研修と称してパッド印刷のノウハウも教えているので全国から人が来てくれています。足立区の辺鄙なところまで足を運んでくる方達を裏切ってはいけないと、お出で頂いた方には楽しんでもらう事に専念しています。
 今日は印刷依頼を請けているヘッドホンのある部分に2色印刷します、これは大きさから言って「なんでもくん」では出来ません、従来機にアタッチメントを考えればセット出来ます。休み前に受け治具を造るため工夫したものが有ります、それにセットして印刷して見るのが楽しみです。
 治具が完璧なら2色でも3色でも何色でも印刷は出来ます、そんな工夫をするのも楽しんでいます。楽しいから続けてやっていられるのだと思っています。