最近は何故かヘッドフォンへのパッド印刷の依頼が集中している。今日送ってくる所を含めるると5社目にもなるが、短期間の内に同じ製品への印刷依頼が来ると言うのは長い印刷経験の中でも珍しい現象と言える。しかも同じメーカーと言うのは無く皆形が違う。共通しているのは皆コードレスと言う事だけで、印刷するのにも同じ治具で出来るものは無い。それにほとんどが中国製と言うのも共通している。
 今日もその印刷治具を造らなければならない、印刷する部位もそれぞれ違いがある。今日届くのを入れると5回目のことになる。共通するのはパッド印刷でなければ印刷出来ない、それも持って見える企業は紙媒体の印刷屋さんが多い。昨日見えた会社の方はタコ印刷を知っていた。パッド印刷をタコ印刷と言っていた時代は長いが久し振りにタコ印刷と言う言葉を聞いた。今ではネットでタコ印刷と入れても何も出てこないと言っていた。パッド印刷と入れると当社が出ていたと言っていた。
 皆インキジェットでチャレンジしても印刷が出来ないと言うのも共通している。今日のはある大手自動車会社のロゴで2色印刷になるので、かなり精度の高い印刷治具を造る必要がある。娘は印刷が難しいと言ってお断りした方が良いのではないかと言うが、私は難しいからと言って断ることは今まで無い、難しいものにチャレンジするのが私の習性と言っても良い。
 昨日は印刷試作したものを引き取りに見えた人が居たが喜んでくれたが、その時に今日造る相談者と話している最中だった。今日も今までにない形の印刷治具を造ることにチャレンジをしてみようと思う。