昨日は2月の第85回東京インターナショナルギフト・ショーに出展した方が我が社を訪れて呉れた。私はギフト・ショーを見に行ってもないが、私の顧客でもある九州熊本のプリントハウスの「なんでもくん」ユーザーがギフトショーでイタリー人の出展社ブースに立ち寄った時に、出展している商品のネーミング印刷に困っている話を聞いたらしい。
 その時に彼は東京に私の師匠が居るから紹介しましょうと言って我が社を紹介したらしい。その会社はイタリー製の洒落たワインホルダーを販売しているらしいのですが、販売した先に名入れ印刷を頼まれることがあるらしい。イタリーのメーカーに少量の印刷を頼むと時間が掛かるばかりでなく印刷コストが高くなってしまい現実的ではない。少量の印刷ニーズが出た時に我が社で対応して欲しいと言う相談でイタリー人の社長と日本人スタッフの二人が見えたのだった。
 持って見えたワインホルダーにはシルク印刷したものと箔押しをしたものが有ったが、パッド印刷したものは無かった。そこでロゴデータを持っていると言うのでパソコンに取り入れ、ポジフィルムを作り、製版して「なんでもくん」で金と銀の印刷をして見せた。パッド印刷でも充分シルクや箔押しと遜色のないものになっていた。
 印刷コストを下げるのだったら「なんでもくん」を購入して自分で印刷する事も出来ると説明した。その間に旧知の物品販売の商社の方が来て、起毛の装飾バインダーを持って見え、それに印刷が可能かを聞きに来た。接客中だったが、ちょっと中断して「じざいくん」用の版で印刷して見せた。印刷可能だと知り喜んで戻って行った。その間5分も無かった、その後直ぐにまた、未来クラブの仲間のデザイナーの方がJ:comに出演するので私の会社の製品を宣伝してあげたいと言い、線香やハンコヤさんごっこを取りに来た。他にも人が目まぐるしく出入りするので驚いていたが、6時には北千住で新潟の長岡の「なんでもくん」ユーザーの方と待ち合わせていたので、引き取って頂いたが、インキの着いた手のまま出掛けることになってしまった。
 中国に出張していての帰りに新幹線に乗る9時40分まで時間がある間私と北千住で一杯やりたいとメールで知らせて来ていたので、先日長岡で私等夫婦が暖かい接待を受けたのでお礼の意味も含めて家内と出掛けた。先月には自分の所に来た注文だが、ものが大きすぎるのでと言って顧客を紹介してくれた。多少厄介なところもあったが大きなアクリル製のビーカーへの印刷は上手くいって良い仕事にはなった。会って話していても共通する仕事の話は楽しい、酒が強くて好きなのを知っているから、北千住で一番日本酒の種類がある店に連れて行った。当然新潟の酒には詳しいが敵対する灘の酒にも詳しい、私の知らない銘柄を選んでこれは冷が良い、これは熱燗が良いと色んな酒を飲んだ。時間ギリギリまで飲んでいたが、発車時間に電話したら今乗っていますと言う返事で安堵した。
 我が社にはお客さんを紹介してくれる「なんでもくん」ユーザーが時々ある、自分の所では無理だと思うと紹介してくるのだが、距離は離れていても人と人の繋がりは有り難いといつも感謝している。