奈良県からお出での方達は8時間以上車(ベンツ)を運転してやって来た。本業は塾経営の方達だった。いきなり私が製版するところを見て頂いた、その版は148センチ角の大きな版で場内の半自動のパッド印刷機で使うもので、版は大きくても小さくても手順は同じものなのでしっかり見てもらった。
 彼らの会社名のポジフィルムで作り、同じ手順で彼らに作ってもらったが、上手に出来た。その版を「なんでもくん」にセットし印刷するところを見てもらって、彼らが持って見えたボールペンに印刷するのを見せ、彼らにもやってもらったが、ドクターでインキを掻く要領も何度かするうちに飲み込んでもらった。パッドを押すタイミングも最初は上手くいかなかったが直ぐに慣れてもらった。ボールペン外にけん玉も持って見えていたのでそれにも綺麗に印刷は出来た。受け治具を造れば何本でも同じ印刷が手早く出来る事も知ってもらった。
 彼らが印刷したいものは小さなものが多く、当初は「なんでもくんANG4」を購入予定だったが、小さいな「なんでもくんANG-3」の方が良いだろうと言うことになった。クリアファイルのような物にはパッド印刷よりシルクスクリーン印刷の「じざいくん」方が良いのではないかと言うことになった。
 昼食後に「じざいくん」の製版をレクチャーする事になった。「なんでもくん」の露光システムに合う大きさのシルクスクリーン印刷用の版を開発している。それをセット出来る「じざいくん」と言うシルクスクリーン印刷ホルダーも開発している。クリアファイルのような薄いものから箱なのどの高さが違うものに高さを自在に合わせることが出来るので「じざいくん」と命名した。
 午後にはシルクスクリーンの版に感光ゾルをステンレスバケットで塗布する事をレクチャーした。私がやったように彼らにもやってもらったが、私が指示したように器用に綺麗な塗布が出来た。それをヘヤードライヤーで乾燥し、版の裏側にシルクスクリーン用のポジのふちに軽くセロテープで張り位置を決めバキュームクランプのガラス面に置き、その上にハレーション防止の黒いシートを乗せ、バキュームホースで密着させ、ランプ光に当てるようにひっくり返して露光機の下に入れ、5分間露光する。その後水槽の中に浸けて陰影が出てきたら製版用のスポンジで軽く擦りながら未露光部分が綺麗に抜けたら、吸水布で水を吸い取り、へヤードライヤーで乾燥する。そのご後5分露光して版をしっかり固める。
 その版を「じざいくん」にセットして印刷を開始する。昨日はメジャーの目盛印刷をして試し刷りをした。
 二通りのセットを車に積んでお帰りになった。交代で運転するとは言っていましたが、8時間も運転するのは疲れるだろうと心配したが、若い3人は大丈夫だと元気に帰って行った。