最近のテレビで「しゃべる地球儀」のCMをよく見かける、それを見ると当社開発の「どこでもくん」が生きている、役に立っていると自己満足している。中国製だから台湾と言う国名が入ってない、それ補完するためにパッド印刷でもある「なんでもくん」で台湾と言う国名を印刷している。
 現在数か月に掛って小刻みに我が社に持ち込まれている中国製のバッテリーがあるが、それにも一部印刷する仕事が有る。一度に大量印刷が出来ない事情がある。一つづつの検査がかなり手間の掛かるものなので100台づつ持ち込まれ昨日は今年最後の引き取りが有った。後1回年明けに印刷する事で終了となる。中国で印刷をしないで持ち込まれてしまったものでそれを補完する。
 それに何度か経験しているが、中国で印刷されたものの不具合を消して印刷し直す仕事がある。国内では通用しないような印刷の曲がりを中国では想定内と印刷のやり直しをする事が無い、新規に買えと言われるらしい。これらの印刷は概ねパッド印刷のものばかりでもある。中国と日本の仕事に対する常識に違いが有るのだろう。
 バッテリーの仕事を持ってきている会社の人とは月に何度も会う内に親しくなり、足立区では「あだち新製品開発講座」と言うのが有り12月8日に開発品の発表会が有ると言ったら、発表会を見に来ました。かなりの関心を持たれて区の職員や大塚講師と話をしていたが、他県からも参加できると知って来年度の「あだち新製品開発講座」に参加したいと言っていた。先日この会社の人もう一人と飲み会をしたりかなり親交を深めている。来年の講座が楽しみになる。
 この講座には何年か前に愛知県のトヨタ自動車の下請けの部品会社の社長が参加したこともあった。グローバル化の影響で仕事が無くなり、新製品を開発せざるを得なくなっていたのだろう。何回か愛知県から通ったのに、詳しい事情は知らされなかったが残念ながら急逝されてしまった事があった。中小企業の持つ厳しい事情は今でも変わらない、時代の変化に附いていける能力を持たなけばならない、そんな手伝いをする講座の講師をしている、自社の仕事はもうかることはないが何とかやっているので新年度も頑張るつもりでいる。