昨日はタイルメーカーから「なんでもくん」の発注が有った。だいぶ前に一度液状のゴスをお持ちになって持って見えた素焼きのタイルにパッド印刷を試みた。液状でしかも水性のものだから水現像の樹脂版だと版が持たない。それでも何枚かの印刷はして持ち帰った。その時私は粉末状のゴスであれば無色のウレタン系樹脂インキのメジュームに混ぜればインキ状態になりパッド印刷でもシルクスクリーン印刷でも出来るはずだと説明して置いた。
 その時試しに綺麗に印刷は出来なかったが印刷したものを焼き付けたらしい。それなりの印刷が出来たので再度お出でになった時は粉末状のゴスを持って見えて、有り版ではあったが即席の樹脂インキを作り印刷して持ち帰った。1,300度まで温度を上げるが樹脂部分は400度になる前に消滅して無くなってしまいゴスだけ残るはずだと思ってた。おそらく想像した通りに印刷が出来たのだろう、それでやる気になったのではないかと思う。
 白無地のタイルに色とりどりの着色が出来、デザインも生かせし、写真も印刷出来てしまう。全く価値観の違うものになってしまう。印刷の持つ高付加価値性を生かせることになる。10センチ四方のタイルに連続柄を印刷して組み合わせれば大きな絵柄も描ける、こんな印刷私がやってみたいようなものだ。それが自社で出来る事になる。
 特製のパッドも週明けには出来上がってくる、月曜日には出荷できることになるだろう。当社としては新しい印刷仲間が増えたことになる。
 最近は自社製品に印刷してみたいと言う要望は増えている。昨日「未来クラブ」の仲間も「なんでもくん」と「じざいくん」を購入してくれた。これから印刷技術を身に付けてもらったらどんな発展の仕方をするか楽しみになってくる、私の持つ技術全てを伝授しようと思っている。