昨日見えた方は乾燥剤メーカーの方で、大量生産のものは乾燥剤はグラビア印刷された不織布紙の袋に挿入されていると言っておられたが、少量の3,000だとか5,000程の袋には凸版印刷していたという。 その凸版印刷して貰っていた外注先が廃業してまう、それに代わってシルク印刷が出来るかどうかを確かめに見えたのだった。
 未だに凸版印刷をしている人が居たと言うのには少々驚きました。活版印刷を目撃したのは近所のはんこ屋さんの奥さんが名刺やハガキや封筒に手金と言って簡単な手差しで活版印刷をしているのを大分前に見たが、その当時は我が社の事務用の封筒なども注文していた事があった。
 昨日見えた方は乾燥剤が既に入っている少量の袋には「なんでもくん」で印刷している。乾燥剤が入っている表面は凸凹している、こればかりはパッド印刷でなければ印刷はできない。
 「なんでもくん」で使う製版用のバキュームクランプに入る大きさのシルクスクリーン印刷の版は用意している。それで版は直ぐ製版は出来る、感光剤を塗布したものを塗り置きしておけば、5分露光するだけで洗い出せば乾燥を含めて10分以内で版は出来てしまう。
 昨日は試しに有り版を「じざいくん」にセットし印刷してみせた。凸版で印刷したものと比べると黒色がはっきり印刷出来てしまう。凸版印刷の色と同じように出来ないかと言うので、黒に透明のメジュームを入れればいくらでも濃さは調節出来てしまう、と聞き「じざいくん」の見積書が欲しいと言ってお帰りになった。
 昨日は米粒に印刷したのを送るため時間を費やした。またエボナイトに印刷するのもやってみた。今までやって貰っていた所が廃業してしまうのでテスト欲しいと言われていたのを数個印刷したり、これは何処かでやっていたものより良い結果が出ていた。また「おりあみ」に赤で印刷するのをやってみた。場内の皆は素晴らしいと言っていたが、今日は青色で印刷してみようと思う。