場内の仕事は私を除く者全員で取り掛からねばならないシャツへの印刷に従事していた。比較的にやや数量のあるものなので手数が要る。この延長線上に数は少ないが2色ロゴ印刷20着もある、これは私が手をくださないと出来ないだろう。
 私は急ぎの試作依頼のあった布地数種にパッド印刷をしなければならなかったが、来社された方への接客をもせねばならないので中々手につかない。来客中だが問い合わせの電話も入り、その電話対応で話が何度も中断する様で来客した方には申し訳ない事になってしまった。
 不思議なことに来社された方も数は少ないがシャツのへの印刷で布への印刷が続いている。来社された方もイベントで使われるシャツに会社ロゴを印刷して欲しいと言う相談だった。その会社ロゴが大阪に居る娘の亭主の勤めている会社が最近吸収合併したばかりの会社のロゴで、一部その吸収した会社のロゴが入っている。世の中の趨勢とも言えるが、聞けば大手企業は国内外を含め色んな企業を吸収合併しているらしい。
 合間を縫って和風の生地への印刷は上手くいった。巾着袋2種、布地2種、布へのパッド印刷には多少製版にコツが要る。その版のつくり方を娘に伝授した、言った通りに版は出来ていたが、インキの粘度調節にも多少コツが要る。
 問い合わせの中にラグビーボールにパッド印刷が出来ないか言うのもあったが、中央部分にカラー印刷が入っており、その両脇に縫い目一杯に大きくロゴ印刷をして欲しいと言うのだが、一応無理だと答えておいた。どこかでも断られてしまっていたのかも知れない、デザイナーと交渉し、多少印刷面積を縮小することで対応できないかと答えを留保しておいて欲しいと言っていた。
 昨日は線香への印刷試作も頼まれた。線香にある文言を3種類印刷して欲しいと言うのだが、送って来た文字データが明朝体なので、明朝の横棒が細いので小さな文字だと印刷が鮮明に見えなくなる恐れがあると話した。
 我が社の通常印刷している経文は教科書体に限っていると言ったら、明朝体と教科書体両方の試作をしてみて欲しいと言う事になった。4万本も印刷をするのだから見栄えのする方を選んで欲しいと思っている。
 今日は午前中に「なんでもくん」研修に来られる方が居る。どんなものに印刷したいのか、どんな物を持って見えるかこれが楽しみでもある。
 午後は布製のトートバックに自分で印刷したいと貸工場になってしまう。前回はキャラクターグッズみたいなものにパッド印刷をしたが、今回は布製のバックなのでシルクスクリーン印刷になる。
 シャツの2色印刷の版、線香の版、