昨日は先月やった仕事の依頼者が見えた、その仕事の結果を報告に来たのだった。薄手のボール紙にシルクスクリーン印刷をしたのだが、原稿を受け取った時に精細なイラストを見た時にこれは普通のシルクスクリーン印刷では再現は無理だと思いUV印刷でなければ出来ないと判断した。
 精細な印刷をするためにはスクリーン版はハイメッシュのスクリーンを使わなければならない、一応先方に版が高額なものになると了解して頂いて試作をした。通常は270メッシュの版を使っていれば溶剤タイプのインキでもそれなりに精細な印刷が出来るが、今回のは極精細と言ってもよく420メッシュの版を使っての製版を製版所に依頼した。通常の版は社内で製版しているが、これだけの版だと我社の製版機では到底おぼつかない。
 出来上がってきた版は流石に素晴らしく、ルーペで確認したら全ての画像が精細に抜けていた。通常のインキだと目詰まりしてインキが透過するのは無理だが、UVインキは目詰まりすることなくスクリーンを透過する。試刷りしたものを見てだろうと思うが本番のデータ作り替えてきて持ち込まれた。
 本番の印刷2,000枚も問題なく印刷が出来たが、そのボール紙をビク抜きして世界時計を入れる箱が出来た。その箱の出来上がりに依頼者は感動してくれた。ボール紙にインキが吸い込まれることなく綺麗に印刷が乗っている、お陰で迫力のある箱が出来あがったとスマホで撮った写真を見せられた。やった仕事を依頼者に喜ばれる、喜ばれることが私の喜びになる。ものづくりをしていて良かったと思う瞬間でもあり、仕事冥利に尽きない。
 中に入れる世界時計の印刷は別の所からの依頼で、世界時計はパッド印刷で印刷位置には神経を尖らせ、12面体に世界の国名を印刷するので工程数が多く出来上がった時にはホッとした。時計の文字盤も精度を当然のごとく要求されていたが、上手く出来た。
 この仕事は葛飾区の下町見本市で繋がった3社の仕事になった。プラスチックの成型屋、製箱屋、印刷屋の3社で仕上がった。それぞれの持ち味を発揮して一つの仕事が纏まった。
 製品は評判が高いので増産になるかも知れないと言っていた、時計の印刷を担当した娘は達成感を味わったと思うが、先方の方に笑いながらだが神経を使うので嬉しくないと冗談を言っていた。
 私としてはルーペで印刷を確認しながらやっている姿を見て成長しているなと感じて嬉しいことだと思っている。
 先週の土曜日にあだち産業センターで「足立ブランドyouth」が主体になって夏休みの子供相手のワークショップを開催していたが、それが日刊工業新聞の記事になっていた。子供らのものづくり体験を足立の製造業が主体になってやっていることが記事のネタになったのだろう。娘など後ろ姿だが写真も載っており、ザオー工業や安心堂を話題にもしてくれていた。
 昨日は未来クラブの暑気払いがあったが、「異業種フォーラム2017inあだち」が大盛況だったことを労った。フォーラムに参加した葛飾の人がオブザーバーとして参加してくれていた。またメンバーの一人が「足立ブランド」が雑誌モノマガジンの記事になっているのを雑誌を見せながら紹介してくれた。足立のものづくりがメディアに取り上げられるのは嬉しいもんだ。昨日は猛暑だった、まさに暑気払い、当然暑気払い会は盛り上がった。