当社の近くに北野神社があるが、豆撒きに招待されている。だが毎年覗きに行く間もない、役員が見えて今度こそ是非お出で下さいと言われているが、こればかりはその時にならないと何とも言えない。
 今日も「あだちメッセ」でお会いした人が3人だか4人でお見えになる予定が入っている。今日は夕方に「足立ブランド」の交流会があるので5時前には会社を離れなければならない。当社の場合アポ無しで見える方もちょくちょくあるので豆撒きの「鬼は外!、福は内!」が出来ないかも知れない。
 今日は特枠を造らないと印刷が無理だと言うシルクスクリーン印刷を処理しなければならないものが有る。こればかりは製版もセッティングも私がやらなければならない。使うインキも湯煎しないと硬くて使えない特殊なインキで、その会社から来る仕事はそのインキでないと密着して呉れない素材だから毎度苦労する。
 他所でやってくれる所がないと言う仕事が当社には多いが、それを何とかすると言うのが私の仕事だと思っている。
 昨日も印刷面積が大きくてパッドメーカーが持っている最大のパッドを利用する範囲内であれば、仕事も多少楽だが、希望する印刷面積を印刷する大きなパッドの見積書が来たが、やはりパッド製作の型代だけでも30万円以上にはなってしまう。昨日は二通りの見積書を出したが、これは先方が多少印刷面積が小さくても良いと判断してもらえれば良いのだがと思っている。
 そうかと思うと最小単位の1個、シリコンゴムに先日サンプルを提出したところが、見積書を出して欲しいと言って来た。やはり私が想像した通り、一個づつに医師の名前を印刷する見積依頼だった。今日朝一番に見積書を送っておこうとは思っている。
 世間には色んな業種があり、色んな物を造っている。それらに印刷が入るかどうかで価値観が変わってくる。「あだちメッセ」で隣り合わせになった革製品のメーカーから預かったものへ印刷してみた。印刷が入っただけで全く違う物になる。送ろうと思ったが、区内なので娘が持って行って先方がどの様な所か、どの様な判断をするかを確かめてみたいと言うので持って行かせようと思っている。リアルに会う事は良い学習になるかとも思える。
 今世間ではIOTだとかAIだとか、先端技術が持て囃されているが、その隙間にアナログ技術がものを言う、パッド印刷などアナログ技術のそのものと言える。シリコンゴムにインキジェットプリンターで印刷する事など出来ない、ポリエチレン製品などにも着くインキはないだろう、見つければ幾らでも隙間はある。私が生きてる間はパッド印刷が無くなる事も無いだろうと思う、生涯現役でいけると思っている。