私は子供の頃には栃錦の大ファンでそれ以来この歳になるまでずっと大相撲ファンで居る。大相撲が始まるとNHKの3時45分から始まる大相撲全取組を見逃すことはほとんど無い。毎朝ブログを書くのを習慣にしているが大相撲が始まると疎かになりがちなのも相撲のせいかも知れません。
 時には桟敷席を人を通じて購入して見に行ったことも何度かある。ただ桟敷席は高額なのでよほど余裕がないと買う気にはなれない。バブル期には時々見に行く余裕が有ったが今は無駄が出来ないような気がしてテレビ観戦が主体になっている。昨年は家内の妹の倅が桟敷席をプレゼントしてくれて見に行ったが、蒙古人ばかりが勝っているのでつい掛け声もつい日本人を叱咤するような掛け声になってしまう。家内などはみっともないからやめろと苦言を呈されてしまうさまで面白くなかった。
 この20年程は蒙古の相撲取りが多く、日本人力士の不甲斐なさが情けなく、自分から買う気にはなれないでいる。私の日本人贔屓はどうしようもない、白鵬が日本人力士の大記録を書き換えてゆくのを快く応援する気にはなれない。ただ小兵の日馬富士は安馬と言った十両時代から応援していた。この力士は絵も上手く、我が母校の法政大学大学院生で異色の横綱といっても良いだろう。
 今場所は蒙古人横綱に衰えが見られるようになり、昨日も稀勢の里が逸ノ城を寄り切りで負かし日本人力士の横綱が19年ぶり誕生することになった。千秋楽に白鵬にも勝って名実ともに横綱に推挙されるのを望んだが、稀勢の里は時々白鵬をやっつけるので期待していたが、期待通り千秋楽に勝った。夫婦して拍手喝采して喜んだ。感動して思わず涙が滲んでしまった。
 昨日は酒盃を上げに大黒鮨に行こう思い、エレベーターで同乗した近所の人も日本人の大部分が喜んだに違いないと言っていた。
 こところトランプがアメリカの大統領になったとか、不愉快なニュースで気が滅入ってしまっていたが、大相撲が上位の氷の壁を溶かしたと新聞にも書かれ、溜飲が下がる程ではないが気分の良い土日だった。
 十両に宇良と言う小兵力士がいる、優勝はできなかったが来場所は幕の内に入ってくるだろう。私はもともと小兵力士が好きで、小が大を征すると言うのが一番好きな場面で、栃錦がでかい大内山をうっちゃた場面など脳裏を離れない。北の湖は大きかったので好きなれなかったが、小兵の千代の富士は十両時代から応援していた。栃ノ海なども応援した。
 宇良が幕内でどれだけ通用するか楽しみにしている、石浦も巻き返して欲しいと思っている。小兵の日本がでかいアメリカにどのように対応して行けるかも興味深い。大政党の自民党を小池女子がどう切り崩すかも興味深い。小が大を征するこれが痛快の極みと思っている。この時代小さな企業が大きな企業を上回る仕事が出来るチャンスかも知れない。