昨日生卵6個が届いた。数日前に問い合わせのあったもので、生玉子に印刷ができるかの問い合わせだった。
 以前「ぶらり途中下車」と言うテレビ番組の取材があった時、「なんでもくん」は何にでも印刷できるというのだからと言って、生花や生玉子や豆腐など印刷のできにくい物をいろいろ持ってきた。豆腐は水分があるので印刷は不能だった。豆腐の表面の水には印刷ができないが花びらや玉子には印刷が出来る、ただ卵の縦方向にはパッドの圧力をかけられるが、側面には強く押すと卵が壊れてしまうので大きな印刷は出来ない。
 こんな経験があるので条件付きではあるが、印刷の試作は引き受けたのだった。今日は何かを印刷して送ってみようと思う。
 このところ印刷のし難いものへの印刷が集中している。スポンジボールへの印刷、これも表面に加工してあるのでパッドで押すとシワがよってしまって印字にもシワが入ってしまう。小さな文字であれば多少のシワがあっても見られるが先方のデータに次々変更があるので未だどれと言うのが決まってない。外国のユーザーだからメールのやり取りも面倒なことになっている。
 ポリエチレンのボールプール用のボールへの印刷も出来る事で喜んでいたが、ボールメーカーが製作に時間が掛かり納期に間に合いそうもない。それに希望のカラーボールが手に入るかどうか分からない。納期が1ヶ月くらいあれば各色揃えられが、無理のようだ。アマゾンなどでもカラーボールはたくさん出ているが果たして5,000個集められるか如何か分からない。
 またもう一つある大手の糊メーカーから新製品への印刷のテストがあったが、販売担当のOKが出れば色んなデータが送ってくるだろう。それに印刷数料がとてつもなく大きなものになる可能性もある。長い納期を頂ければどんな量が来たとしても対応できるが、納期を切られると我が社の場合出来ないこともある。
 これまでどんなものが来ても印刷を断ることはしなかったが、色々やりこなしているから技術的にも成長することが出来る。何にでもチャレンジして行く姿勢は変えないで行こうとは思っている。