昨日は「勤労感謝の日」だったが、出社して仕事をした。本来なら何処か神社にでも参詣して五穀豊穣ならぬ仕事が出来ることに感謝するお参りでもするところだが、入っている仕事のパッド印刷用の版、29版を製版した。
 休日なので電話や来客もなく製版に集中できたので思った以上に早く仕上がった。効率よく製版することに思いつき従来とは違った方法をとったが、それが上手く行った。お陰でかなり早めに帰宅できた。
 それでNHKの「ためしてガッテン」を録画してあったので、それをじっくり見ることができた。タイトルはガッテン!「NASA直伝魅惑のアンチエイジング術」と言うのだが耳の中に耳石という器官があるのを知った。NASAの飛行士の筋力が落ちて帰還した時に自力で歩けなくなるほどに弱くなるのをきっかけに発見されたものらしい。
 耳石はいわば「重力を感知する装置」で体が傾くと耳石が重力に引っ張られることで、その信号が脳に送られ、体の傾きを知ることができる、という仕組みです。この耳石こそが体の老化のスピードを左右する原因の1つであることが最近の研究でわかってきたと言う。
 耳石を動かすことなく1時間座ると22分寿命が縮むという研究結果もあります。ほかにも、がんのリスクが上がったり、骨密度の低下、代謝異常、認知機能の低下、循環機能の低下・・・などなど、様々な悪影響があることが明らかになってきました。
 耳石は全身の筋肉や自律神経(内臓や血管をコントロール)とつながっています。そのため、耳石が活発に働くと、筋肉の活動がよくなるだけでなく、心臓などの働きも良くなって血流が活発化。コレステロールや糖の代謝もよくなります。
 一方、耳石があまり動かないと・・・全身の筋肉や自律神経の働きもおとえろえ、筋力の低下や循環機能低下、代謝の異常など様々な悪影響が起こると考えられています。
 2時間座り続けた人5人が座る実験前には目隠して歩けた平均台を5人全員がバランスが取れなくて落ちてしまうのにはお驚かされた。出演しているタレントに電気的に耳石が動かないようにするイヤホンをかけて歩かせると酔っ払ったようにまともに歩けなくなる実験も見せていた。
 座ったままで何時間もいると寿命がそれだけ寿命が縮まる、30分に一回は立ち上がる行為をしたほうが良いということになる。立ち上がる時に必ず耳石が動くことになるので、これから会議などで何時間も座ったままでいることなく30分ごとに全員立ち上がることが流行るかも知れない。
 30分に一度立ち上がる生活を1週間しただけでも全員がコレステロールや糖の代謝もよくなり、体重も減っている実験も見た。
 私は知らぬ間に耳石を動かすことをしている、家では畳の上に座り、立ち上がることを繰り返している。椅子生活ではないので胡座から正座に座り直す時にも耳石は動くのではないかと思う。会社でも座りっぱなしと言う事はない、何の運動らしいこともしてないのに血液検査で何も不具合が見つからないのも耳石を動かすことが多いせいかも知れない。今の生活様式を変えずに行こうと再認識した「勤労感謝の日」だった。