昨日宮城県からお見えの方には驚かされた。全国から色んな方が見えますが、時々江北駅から来る道で迷う方がいます。ですからなるべく江北駅に車で迎えに行くことにしてますが、時々降り口を間違え飛んでもない所に迷い込んでしまう人もいます。
 比較的若い方はスマホナビで迷わず来られますが、中年くらいの方が迷うことが多い。駅から我が社まではクランク状態で大人の足なら8分くらいで来られるのですが、曲がりくねっている道なので道なりに歩くことをせず違った方向に入ってしまう方がたまにはあるようです。
 昨日の方は途中で電話が入ったが、私など滅多に入ることのないところに迷い込み、近くに何があるかを聞いても聞いたこともないような店や建物名を言われて見当がつきませんでした。
 そこで今居るところの番地を言ってもらい、そこに動かずいてくれと車のナビでそこまで迎えにゆくことにした。ナビで行ってみたら私が行ったこともない都営団地の中にいました。人に道を聞いて歩いたと言いますが、ショートカットするつもりで飛んでもない所に入ってしまい、私の車で抜け出すのに気を付けなければならないような路地を抜けてきました。
 会社に来て印刷テストをすることになりましたが、5ミリ×20ミリくらいの薄い小さなセラミック板ですが厚さが30ミクロンと薄いもので、しかもその板に数ミクロンの筋が何本入っており、その上に精細な印刷をしたいと言って、インキも二種類持参していた。
 持って見えたインキは我が社にもあるインキでパッド印刷するには適しているものでしたが、通常のパッドで押すと直ぐ壊れてしまう薄さの板なので、パッドの柔らかいシリコンゴムと形状も変えたものを使って印刷は成功しました。我が社には100倍の顕微鏡があるので印刷が出来ていることは見ることができた。
 何に使うものかは分かりませんが、この方は元大手電機会社に居た大変な技術者で今いる会社もその技術を買われて在籍していますが、いわゆる正社員でなく、研究員として臨時的に居るらしい。
 精細な印刷は10ミクロンの線で0.4ミリ経のガラス管に目盛印刷をしたこともあるので、印刷自体は問題ないが、ちょっとしたことで壊れるので印刷の受け治具に工夫が要るだろうと思うと話した。それは直ぐ飲み込んでくれた。
 帰りは車で駅まで送りましたが、3分も掛からない距離で本当は近いのですねと言っていたが、住まいは仙台泉市らしいが、会社で震災に会い、危機一髪で助かったと言っていた。駅に着いたら、また変な方へ行こうとするので声をかけて教えた。ひょっとするとこの方は方向音痴なのではないかと思った。