昨日は「どこでもくん」を購入した方が実際の使い方を知るために関西からお出でになったのだった。自社で販売している化粧水の瓶の底にロット番号を印字するのに「どこでもくん」を購入したのだが、製版方法や使用法を修得したいが為遠路遥々やって来たのだった。
 一緒にパソコンで数字のデータを作り、同じポジを持って二人でライトボックスにセットする。露光は1分半ですぐ水洗い、小さな細い数字なので網掛けが必要なく、最短時間で版が作れることになる。おさらいの意味で自分一人で全てをやってもらったが、ほぼ間違いなく出来るので安心して使ってもらえる。持って見えたガラス瓶とプラスチックの瓶の凹面の底に綺麗に印字できるのを体験してもらった。
 化粧水の瓶にロット番号を印字する機器を色々探したがどれも高額で手が出ない状態だったが、「どこでもくん」を探し当てて本当に良かったと喜んでくれていた。「どこでもくん」で写真データまで印刷できるのには驚いていたが、何かの場合に役立つかも知れないと喜んでくれた。遠路お出でになった甲斐があったと思って頂いたと思う。
 先日化粧水の瓶のキャップに印刷する為に購入した人もいると紹介したが、瓶の天面と底面と言う相反する所に印字するニーズがあると言うのが面白い。それぞれがその商品の売り上げ増に繋がってくれることになれば私としても本懐と言っても良いだろう。こんな時私の思いついたアイデアが威力を発揮していると自分を褒めたくなる。
 毎日のように自分の知恵を出さないと出来ないものと取り組んでいる、昨日も通常だと印刷が出来ないようなものを独特の印刷受け治具を考案して印刷が出来るようにした。硬質のポリケースに布のメッシュのポケットが縫合されている今まで見たことのないようなパッケージの透明に見える部分に大きめのロゴ印刷すると言う厄介なモノがあったが、それにきれいに印刷ができた。その試作品を昨日依頼先に送ったが喜ばれるだろう、OKが出れば来年の仕事になる。
 面倒な革手袋の印刷が終わった。左右1,000双のものだったが、皮が皺になっているのを平たく伸ばしながらの印刷だったので手間が掛かった。それをM、Lの大きさシールを貼りながら袋に入れる作業も時間が掛かった。
昨日出荷したが今年中に間に合ったので依頼先も安堵したろう。
 今日もPPと紙の合成プレートに印刷した結果を確認する。果たしてインキが密着しているかどうかを確認する。印刷したばかりでは確認できない一晩置いて見なければ分からない、これが上手くいけば新しい仕事を得られることになる。