昨日は週初から取り組んでいた厄介な手提げ袋への印刷が終わりやっとホッとしたと思ったら、見積書を出してあったビールケース運搬用の台車が入ってきた。その台車が見積もった時のものと全く違うので驚いてしまった。
 終わった手提げ袋もこの台車も見積もり時のものと全く違う印刷のし難い形状で、早速電話で話が違うので再見積もりをさせて頂かなくてはと話したら、それはそれで良いから何とかしてくれという事になった。
 娘などは指定された場所に印刷する事など想像も出来ないようで無理だと言って先方と話していた。ただ印刷するロゴの文字幅を修正しないと幅の狭い場所なので印刷不能だと言うことは伝えた。依頼者の大手ビール会社ロゴの縮小の了承を取って肩取り掛かることになった。
 幅の広い片面とブレーキが取り付けてある面と大きさの違うロゴの版2版を作れば良いのだがそうなるとまるで見積が違ってしまう。ブレーキのある面はブレーキのスッテップをブレーキをかけた状態だと少し隙間が出来るのでブレーキ部分を避け、ブレーキに当たらない特殊な版を作らねばならない。
 そんな版が作れれば何とか要望される所に印刷できる。だがその台車を固定する印刷治具を作らねばならない、これがまた厄介で思案のし所と言える、これを考えるのがある意味楽しい、ドイトに行って必要な具材を選ばなければならない。如何組み立てるか工夫するのが私の仕事と言って良いだろう。印刷が上手く行くと、してやったりと言う満足感は何とも言えない。
 今日10時に来る傘屋さんも先日傘を何本も持ち込んであるが、兎に角まともな傘でない。NHKの街角情報室で見たことのあるような傘や、折りたたみ傘も普通のものと違う、それのどの部分に印刷をしようというのか来てみてからのお楽しみだが、これも広げて印刷するには得意別な印刷代を作らねばならない。
 この傘屋さんも今までは印刷を外注していたに違いない、パッド印刷屋やシルクスクリーン印刷屋も工夫して印刷するところが少なくなっているのだろう。或いはコストが掛かりすぎるので内製化を考えたのかもしれない。
 どんな話になるかこれがまた楽しい事になる。