土曜日は「未来クラブ」主催の第6回「デザイン講座」があった。私はこの講座を予定表に入力してなかったので忘れてしまっていた。開始時にフクムラの鈴木さんから電話が入ったので気が付きすぐ向かったのだが40分ほど遅れてしまった。
 前半は阿出川講師のIT講座で実践的な話は役に立つ、学ぶことが多い。後半は田口講師の講座だが、これまた実際にデザイン画を描く実践的なもので普段やりつけない事をさせられるので面白い。
 今年の講座はテーマが「靴」になっているが、少しづつ形になってきている。実際に造って販売してみたいような気分になってくる。
 自分達で造った製品をITを活用して販売する、異業種の者達が集まって新製品を開発して販売してしまう。こう言う事が実現すれば「会社」などと言う組織など要らなくなってしまう。何か日本の将来を占うような事が始まっている。いずれ日本には大企業などと言うのも無くなるという観測もある。地域に従来にない新しい形の会社が発生する可能性もある、そんな気がしてきた。
 元々日本人が靴を履くようになったのは高々140年位前からで、洋装になってから靴を履くようになった。ところが日本人の足は西洋人の形とは全く違う、長い間下駄や草履を履いていた日本人の足に合う靴は無い。
 作家の五木寛之さんは毎月のように靴を買い求めているらしいが、日本には靴の文化が無いと嘆いている。彼は日本中を重いバックを持って講演するために歩いている、足の悩みが尽きないようだ。それなら私らで日本人の足に合う靴を創ってしまおうと言うのが「デザイン講座」の目的でもある。
 毎週日曜日の朝はTBSの「ゲンキの時間」という番組を見ている、昨日は「ひざ痛」がテーマだった。出演しているタレントも皆膝が痛いと言っていたが、解消方法は「正座」と「肢股」だと医師が解説していた。長時間椅子に座って仕事しいる人が膝に水が溜まることも知ったが、洋風の椅子生活が膝に影響しているのかもしれない。
 私は家に帰ると畳生活に戻る。胡座をかいてブログも書いている。朝食を摂る時は胡座ではテーブルが高くなってしまうので正座をして食べている。立つ時は肢股を踏むような形になる。そのせいか膝が痛いというような事がない。長時間座布団なしで胡座をかいて座っていても尻が痛くなることはない、椅子だと長時間座っていると尻が痛くなってしまうから不思議だ、だから家では畳の上に座ることにしていた。
 奇しくも昨日は「足立ものづくりフェスタ」用の版を作ったり、その他用意する為に会社に行っていたら、「足立メッセ」で知り合った小川畳の社長が見えた。頼んであった畳表を持ってきてくれたのだった。
 私は畳表に「元氣源」の加工を施したら高齢者が転びにくい敷物が出来るのではないかと実験したかった。それで持ってきて頂いたのだが、彼はメッセ以来我が社の「元氣源」を履いてくれている。
 彼は20キロもある畳を何枚も持ち運んでいたりしているが「元氣源」を履いているせいか以前と全く疲れが違う、楽になったと言ってくれている。特に二階に持ってゆく時などその差が大きく分かると言っている。お母さんなども絶賛してくれているらしい。
 彼は今日熊本の畳表を製造している所に行くらしいが、其処の畳は品質がよく仕入れる為に行くと言っていた。畳表には裏に折り返す所に製造者の名前がシャチハタのハンコか何かで押してあるらしい。それをスマホの写真で見せてくれたが、しっかり判読できるものではない。よくよく見れば何とか分かるが明瞭ではない。
 「なんでもくん」で畳表に印刷すると綺麗に印刷が出来ることはメッセでも見ていて知っていた。そこで急遽昨日は時間があると言うので行先の名前を言って貰ってポジを作り、版を造った。
 持ってきてくれた畳表に「どこでもくん」で押したら鮮明に完璧に印字できた。彼は喜んでそれを持って行きたいと言ってその部分をカッターで切り裂いた。それを見せれば先方の社長も喜ぶだろうと言い、「どこでもくん」のチラシも持ってゆけばセットを買うかもしれないと言っていた。
 畳表にブランド名が綺麗に入る、またまたビジネスチャンスが広がったことになるかも知れない。それを教える彼も仕入れが優位に運ぶ事になるかも知れない。