蓄光印刷のテストを最近繰り返している。
蓄光
ほぼ白色で光っている。
 蓄光シール等は市販されているがそのほとんどがグリーン色が多い。今我が社に蓄光顔料メーカーから持ち込まれているのは白く光るのを目的にしているもので、昨夜自宅に持ち帰り、しばらくは明るくしておいて、数分後に真っ暗にしてみた。蓄光顔料としてはブルーグリーンとなっているので最高に光らせるとブルーグリーンに光るが時間が経つとほぼ白色に見える。
 我が社は元々厚盛印刷を得意としているが厚盛の工程を何度か繰り返すことによって発色の仕方がそれぞれ違ってくる。昨日は3段階のラベルシートを作ってみた。
 市販品は電気を消した直後はよく光るが数分後には光を失ってしまう。我が社で実験しているものは最長10時間くらいは光っているものもある。
 残光料は顔料の多いか少ないかで決まるのだが、インキのバインダーに何%分布させるかで光る度合いが違ってくる。シルク印刷用にインキメーカーが出しているものもあるが、ほぼ30%位になっている。このパーセンテージを上げる過ぎるとインキとしての機能を失ってしまうからで、印刷可能な範囲で販売されている。
 我が社で実験しているものは市販品とは違う輝度を持たせるかの実験を繰り返している。企業機密になるので何にどんな蓄光印刷をするのかを公表するわけには行かないが、蓄光印刷のニーズは大きな看板類から精細な印刷まである。
 今受けているものの中には多色の蓄光印刷を依頼されているものがある。これは今取引しているメーカーのもでなく、このメーカーに紹介されたユニークな蓄光顔料を持っている会社でユニークな商品開発を次から次へと発表している。このメーカーとも取引契約書を取り交わすことになった。
 この会社は我が社の「元氣源」も扱うことになった。先日お見えになった時に一足履いて帰ってもらったのでその良さに惹かれてしまったのだろう、事業意欲を強く常に持っている方だと言うのはお会いした時に感じていたが、その決断力の速さには驚いた。またまた強い味方が増えた、長い取引先になることが予見される。