「足立ブランド」に認定されてどんな影響があったかのアンケート調査がある。認定企業各社がどのような影響があったかを知るのも楽しみでもあるが、今後どのような発展に結びつくかが問われる事にもなりそうだ。
 我が社にとっては言い尽くせないほど好影響があったといっても良いと思う。それは毎年「ギフトショー」や「産業交流展」をはじめとして区の産業に関わるイベントなどでは必ず「足立ブランド」企業が紹介されている。区のホームページなどでも詳しく紹介されているので各社とも少なからず良い影響があるに違いない。他区の産業政策にも多少は影響していると思われる。
 当社はイベント会場で人寄せに「なんでもくん」のパフォーマンスをよくやらされるが、これが来場者に関心を呼ぶことも多い。パッド印刷の伝道師を名乗って何処にでもあるような石に「ツキを呼ぶ福石」と印刷してみせる。凸凹した石に綺麗に文字が印刷されるのを見て、あるいは印刷してみてもらってパッド印刷を体感してもらっている。
 今月は3年ほど前に見たとか随分前に見たことがあったとか今年のギフトショー見たと言う人がやって来て「なんでもくん」研修を受けに来てくれた。
 昨日親子3人で来た方は3年ほど前に「ギフトショー」で私といろいろおしゃべりをしたこともあって、私はすっかりその方を忘れているが、私が元証券マンだったということまで話していたらしい。
 息子さん2人を自分の本業でもある印刷屋を引き継がせることを断念し、新しい事業として伊勢原の方でショップを開かせたいらしい。行政も新事業に対しては支援している、その支援を受け既に場所などは確保しているらしいが、開業までに「なんでもくん」での印刷を練習しておきたいとの意向でやってきた。
 製版するところから印刷までやってみせ、3人にも機械を操作してもらったが、いとも簡単に印刷できるので安心したろうと思う。石にも印刷してみてこれは商品になるなと思ったみたいだった。
 どんなショップにしようとかと言うのも聞いてはないが、どんなものに印刷するにもアイデアが必要だとも話した。今月は山梨や仙台にのような地方に出張して印刷することも紹介した。方や150台くらい方や1600台のノートパソコンに大学のロゴを印刷する仕事だが、1台幾らというのではなく1日幾らという勘定でやることも出来る。
 通常印刷の価格は1枚幾らと言うことで決まるが、競争が激しく安く印刷できる方に決まってしまう。そんな競争社会でなく、時間と技術を1日単位で売るビジネスモデルが現実のものとなっている。そんな仕事をやるところがないので出張費、印刷費はこちらの勘定で決まってしまう、決して安いものではないが先方が印刷屋に依頼することからすると3分の一位の経費で収まってしまう。
 アイデア次第でいろんな事業展開ができることも話して差し上げた。問題は当人たちのやる気が一番問題でその気になれば何でもできる。ショップと言うので対面販売ができるのであれば我が社のインソールも扱っても良いと話した。丁度お父さんは腰が痛いというので履いてみてもらった。「なんでもくん」を持ち上げてもらったり、バランステストをしたら驚いていたが、お父さんには履いてもらってその効果が直ぐに出ることになるだろう。小売店では強力なアイテムになることは間違いない。「なんでもくん」研修に来てインソールを買ってゆく人は多い。特に足腰になにか異常のある人はファンになる人が多い。
 昨日も2百足くらい注文が入ったので出荷用のダンボールに娘が原稿を作ってくれて印刷した。結構格好が良いものになった、こんな時何にでも印刷できてしまうのが強みといっても良いだろう。