昨日は偶然のように印刷インキの密着しにくいシリコンゴムのブレスレットやポリプロピレンの整形物への密着テストの依頼が重なった。
 シリコン製品は丁度腕時計のような形をしていて時計部分のところが丸く膨らんでいるのでシルク印刷では出来ないのでパッド印刷でやるしかないものだった。シリコンゴムにパッド印刷をするには版のつくり方が通常のパッド印刷のような版のつくり方では上手くいかない。その版のつくり方にノウハウが必要といっても良い、こればかりは長年の経験がモノを言う。
 丁度娘が仙台で親しくしていたフットケアの会社からPP容器の蓋部分にパッド印刷の印刷試作を請けていたので「なんでもくん」で印刷させてみた。インキの色を作るところから印刷までやらせたが、印刷位置の確定するところや少々アドバイスをするところがあったが概ね一人で上手く印刷していた。30個くらいのものだったが印刷後のインキの密着も剥離テストをしてみたが引っかきもテープテストも完璧だった。
 今後も私の代わりにテスト印刷が出来るようになると感じた。後継者としていろんな局面で教えることが山積しているが一つづつ教えることになるがパソコン操作などは私などより卓抜している。今はホームページの作り直しや、ホームページに買い物かごを付けるようなことも考えているらしい。
 孫たちも学校から帰ると必ず会社に顔を出す、来客がないときなど宿題を会社でやってゆくこともある。会社の雰囲気が以前と変わってきているのが手に取るように分かる。娘は運転も出来るので役所で懇親会のあるような会合には送ってもらうこともできる。一度家に戻ってから車を置いて行くようなことが減るかも知れない。少しづつ私の身辺も変わってゆくだろう。
 娘が印刷テストをしていた版の大きさがシリコンゴムの時計の文字盤に合うので、そのポジを使ってシリコン用の版を作って印刷し、焼き付けた。熱をかけたらゴムまりのように膨らんで変形していたが、熱が冷めたら元通りの形になったのでホッとした。早速依頼者のところに返送することができた。
 夕方近くに大阪から見えた人はギフトショーで「なんでもくん」のパフォーマンスを見た人で、PPのベルトやバックルの成形品を持ってきた。大阪らお見えで大阪ではPPのベルトにインキが密着する印刷ができるところが見つからないらしい。バックルなどにはUV印刷をすれば摩耗にも強い印刷ができる。当社では何年も前からやっていることで問題はない。ベルトへの印刷も昨日お帰りになった後丁度PPへのインキを使っていたばかりなので印刷してみたが問題はなさそうだった。6時の新幹線で帰るというので見せる時間がなかったが、今日は送ってやれるだろう。
 昨日の午前には区の福祉部の高齢サービス課に出向き、11月7日の「介護の日 介護フェスタブル」への出展の打ち合わせと区会議員の先生が印刷したものを見てみたいというので印刷サンプルと「なんでもくん」のチラシを持っていった。示された展示場所も広いので印刷を直ぐにやってみせたり、「元氣源」のパフォーマンスも出来そうだ。