1週間も会社を留守にしてしまうとやはり何から何まで滞ってしまう。昨日は朝から電話と来客で寸分の隙もなかった。製版依頼が5版あって社内製版が3版、「写真はんこ」が3個、それを来客や電話対応の合間を縫って製版するのだからいやはや忙しかった。メールボックスも全部見ることが出来ず、今日の午前に1週間分を全てをチェックするつもりだ。
 試作依頼も重なり、1件はかの有名な「ファイテン」の新しいグッズ開発に関するもので、試作はいいが量産となると数万個になる。ただ小さなものなので量産といっても一度に何個か処理する方法は得意技なので別に大した仕事にはならないだろう。ただ「ファイテン」は1,800万本も販売している実績があるので新しいグッズも当たれば大きな仕事になるかもしれない。
 もう1件も中国製のカラーボールで数が相当多いものでこればかりは印刷の耐久性などに問題が残る。とにかく中国あたりでは何を原材料にしているか分からないので試作だけで終わってしまうかも知れない。持って見えたサンプルには数字を熱圧着したか、あるいはインサート成形した感じのものもあったので、印刷が強固なものにして欲しいと言う要求があるのだろう。単価の安いものだろうからあまり乗り気になれないのも事実だ。
 それに洗面器の底に印刷するのを見積もってほしいいという方見えた。容器類のインジェクション成型を主業にしている会社だが、1,000個の洗面器に印刷してくれと言う。一口に1,000個と言うが嵩張るのと手動と言うところがネックになる。印刷面積も大きくしかも2色印刷と言う、一回のロットを200個くらいなら当社でも対応できる。とにかく大きな重たいパッドを手で移動したり、手で押すことを考えるとそんなに長い時間作業するのは無理とも言える。こちらの条件でやらせてもらえるのであれば請けても良いと話したが、印刷工賃も安く要求するので無理かもしれない。我が社が断ってしまうとやってくれるところが見つからないかも知れないが、我が社も他にいろいろな仕事を抱えているので正直手のかかる仕事は避けたいと思っている。
 夕方近くなって3人の来客があったが、これがまた厄介な仕事を持ち込んでくれた。先週出張前に見えて試作したものだったが、原稿作りからしなければならないものだった。私はイラストレーターをよく分かってない、それなのに私にその場で原稿作りをさせられたのには閉口した。デザイン的には私が考案したシャツに印刷をしたIDマークと同じモノにして欲しいという要求だった。ところが自分でやった時にはすんなり出来たものが一部上手くいかない部分があって、J&Cコアのデザイナーの藤井さんに手を加えてもらった。こんな時イラストレーターをもう少し学習していれば問題がないのでろうけれどもそんな暇がない、いずれ娘が我が社に入ってくれば私がやる必要もないことにもなる。10月くらいには仙台を始末してこちらにやってくることになるだろう。10月には浦和の伊勢丹で名入れサービスをしながら「元氣源」を販売するイベントもある。それに間に合えばいいのだがとも思っている。
 11月には足立区の「介護フェア」で区民にシャツやパンツにIDマークを印刷してみせるパフォーマンスも予定している。こんな時に娘がいればかなり役に立つことになる。出張中に「なんでもくん」のキャリーケースが出来上がってきている。これを持って今月末に区の福祉部に行ってプレゼンテーションをする予定にしている。