この29日に判佝任離爛奪本「足立本」が発行される。この本の1ページに当社と「フクムラ」が掲載されることになっていて、その初稿が送られてきた。内容を見て驚いてしまった、ページタイトルが「足立が世界に誇る足立の風景 町工場の技術」に括目せよ!」と当社を過大に評価し過ぎていると思わないでもない、気恥ずかしいような表現になっている。
 ただこの両社に共通しているのが「あだち異業種交流会 未来クラブ」のメンバーであり、「足立ブランド」認定企業でもあり、TASKプロジェクトの昨年度の「TASKものづくり大賞」に入選している。足立区をものづくりでイメージアップを図ろうと区が主催している諸々のイベントにも積極的に参加している。
 毎年「あだち新製品開発講座」を通じて「TASKものづくり大賞」にも応募している。例年の「あだち子どもものづくりフェスタ」などに共同で参加したりもしている。しかも当社製品「なんでもくん」や「どこでもくん」「じざいくん」等々「フクムラ」で金属加工してもらっている関係がある。これらがこの2社を掲載する要因になっているのではないかと思える。「いつまでも残したい 足立の風景」と言ってくれているのが足立で生まれ、足立で仕事をしている身としては望外の喜びとして受け止めている。
 その記事の一部を紹介したい、
  『足立の原風景のひとつに挙げられるのが、住宅街の中の町工場の風景。足立区内にある工場数は4000 近くにものぼり、東京23区の中でも第4位の多さ。他のエリアでは、工場数が年々減少している中で、足立区の町工場がこんなにも元気で活気があるのには、理由がある。
 足立の元気なものづくりを支えているのが「足立ブランド」の存在だ。区内産業の優れた製品・技術を認定し、その素晴らしさを全国にPR、ネットワークを広げていくことで区内産業のより一層の発展と足立区のイメージアップを図ることを目的とした事業で、2007年からスタートした。区内の工場同士のネットワークはさらに密なものとなり、各工場独自の工夫を凝らしながら、高度な技術と、そこから生まれた製品を、全国さらには世界へも発信している。』
とある。私らのページのみならず諸々の記事がこの調子で掲載されているだろうから出版される29日が待ち遠しい、早く全て読んでみたい。
 昨日の「あだち新製品開発講座」でもこの初稿をプリントして見て貰った。参加企業の中に「足立ブランド」に相応しい企業もある、どんどん積極的に応募して名を連ねてほしい。「TASKものづくり大賞」でも入選を果たすべく最大の努力をして欲しいと訴えた。
 3年も遅れて「TASKプロジェクト」に参加した足立区だが、今年度の「TASKものづくり大賞」に応募する企業数も恐らく一番多いだろう、入選数も多いことになるだろうと推察できる。毎回の講座での途中経過発表でもこの短い期間に開発製品がどんどん進化しているのが分かる。
 昨日、昨年参加した2社にプレゼンテーションをして貰った。講座を卒業しても更に新製品開発に勤しんでいる、両社とも今年度も応募する。ほんの2年前にはパワーポイントの存在すら知らなかった人たちがパワーポイントを使って製品開発の仕方や説明をプレゼンテーションしていた。しかも上手になっているのには驚かされる。やる気と言うのは年齢を超えて何でもできることになってしまう。二人とも昨年より若く見えるのだから不思議なものだと思う。