004_crop 昨日は朝一番からシルクスクリーン印刷の曲面印刷教室だった。新潟からお出での「なんでもくん」ユーザーが我が社独特の曲面印刷機「ころまるくん」を注文してくれていて、それを引き取りに来たのだった。
 レクチャーを兼ねて我が社に折よく100本ほどのステンレス製のマグボトルに2色印刷するのが有ったのでそれを教材代わりにして印刷を体験してもらった。ボトルを箱から取出し印刷するための段取りに時間が掛かったが、1色目の印刷そのもは100本だと30分ほどで終わる。前回お出での時に印刷は体験しているので手慣れたもんで、あっという間に終わってしまった。2色目に入るのに多少乾燥時間が要るが、2色目の印刷位置を設定するのも1色目にきちんと印刷位置を設定してあったのでわけなく出来た。刷り出しの位置確定のコツを教えておくのが肝心なところで、もうこの方は心配ない、2色目には自分で位置合わせが出来るようになっていた。2色目は私は手を全く下さないでやってみてもらったが、全く問題なく一つも印刷ずれなど無く出来上がってしまった。あまりにも呆気ないので喜んでいたが、彼は自分のツキに感謝しているようだった。
 彼も父親のやっていた仕事をそのままやっていてもつまらないと言うか何かもう一つ違うものが無ければうまくないと感じていたようだった。そこでネット内を探していたら「なんでもくん」を見つけたらしい、彼はそれを自分のツキだと感じたらしい。それ以来色んな仕事が出来るようになった、このお盆の間も休むことなく仕事が有ったと言っていた。彼も仕事をしている間が一番楽しいらしい。仕事が無いのが一番つまらないと言うより疲れるとも言っていた。何処か私と通じるものが有る。
005 親のシルクスクリーン業を引き継いで2年、親がやったことの無いパッド印刷や曲面印刷を自分のものにした喜びを自分のツキとしている。2年前に勤めていた会社もその頃が最盛で、辞めた後急落しているらしい。恐らく彼の人柄そうさせているのだと思うが、母親と2人での印刷業も昨年「なんでもくん」を導入して以来順調のようでますます欲が出てきたようだった。私の「なんでもくん」を見つけたのもツキのお蔭だと言っていた。そして今回の「ころまるくん」を手にしたので、今依頼のあった曲面印刷も問題なくできることになった。
 確かに彼はツイているのかも知れない、引き取りに来た時に偶然我が社に2色印刷の注文が入っていたので、それを教材にできてしまった。私としても我が社の仕事をやってもらって、その間大塚先生と特許庁から来た書類の件や「あだちメッセ」の取り組みなど話すことが出来た。「一挙両得」と言うのはこういう事を言うのではないかと思う。
 午前中にすっかり終わってしまったので、昼はゆっくり近くの蕎麦屋で過ごした。午後には彼が北陸ガスから依頼されているシリコン製の鍋敷きとおぼしきものにガスレンジのキャラクターを印刷した。彼は自分で版をつくって持って来ていたが、シリコンゴムへの印刷は初めてのようだった。ガス会社からは絶対落ちないような印刷をしてくれと言われているらしいが、我が社にはシリコンゴム専用のインキが有る、そのインキを分けて差し上げても良いが高温の乾燥機がなければインキは密着しない、彼の会社には70度くらいの乾燥システムしかないので、その印刷は我が社が引き受けることになるだろう。
 今日は近くの兵和通りの朝市がある。7時に花火で合図があるが6時頃から出店するところが多いので早めに行ってみよう。「なかむらや」にはまたいつもの呑兵衛たちが集まっているだろう、ついその呑兵衛たちと意気投合してしまう、今日の午前中は何にも仕事にならないだろう。