昨日「じざいくん」の研修に3人の若い社員と社長が来た。最初に私がやって見せ、4人一人づつシルクスクリーンの版に感光ゾルを塗るのをやってもらった。私が感光ゾルを塗るのを1度見ただけのことでも4人4様、器用不器用の差がでる。他社の社員教育をするのも興味深い、この3人が会社の将来を背負ってゆくことになる。自分の会社の社員ではないが私が教えた技術を如何生かすかでその会社の命運を決めることになると思うと真剣に教えてあげることになってしまう。研修が終わった後、昼食をともにしたが皆素直で気持ちの良い連中だった。
 この会社の社長とは開業以来の長い付き合いがある。信金のゴルフ会で知り合ってその後ずっと付き合っている。奥さんも良く知っている、家も近くで家内なども信金の旅行などで同室したことも何度かあるらしい。社長は若くてバイタリティに富んでいて草加に自社ビルを持っている。若いと思っていたが良く見ればそれなりに老けている。同じように年を取っているから気が付かないだけだ。その会社が私の教えを乞いに来ている。その会社もいつまでも元気で居て欲しいと思うから私が教えられることは全て教えようと思っている。
 ところが社長の奥さんが膠原病だかリュウマチだかで病んでいると聞いた。聞くところによるとこの二十年降圧剤を飲み続けているらしい。あの元気溌剌とした奥さんが手が痛くて台所仕事もままにならないと聞いた。病院と言うところは不思議なところで病気を治してもらいたいから行くと言うのに治してくれない。薬はいくらでもくれる。治ったら病院に足を運ばなくなるから商売にならないからだと思わざるを得ない。
 私の兄弟も病院と親しくしていたが皆死んでしまっている。私の会社で働いていた兄など風邪を引いたと言っては直ぐ病院に行くような人で、会社の置き薬なども何かと言っては一人で飲んでいた。薬に頼らず病院などに行かない私が兄弟の年を越えても元気でいる。私は検査すらしない、病気は自分でつくってしまうだけで人に病気などとは言われたくない。健康のためにあえて何かをするというのもしてない。私は武田邦彦さんと言う科学者が好きで彼のブログをよく読む。フィンランドの話は読んでいてさもありなんと思った。日本にも素晴らしいお医者さんは何人も居るのに病気の人に限ってそんな先生の話は聞かないし本も読まない。ある先生は病人は病気が生きる目的になっているとも言っている。病気が治ったら行くところがない、デイサービスが受けられなくなったら淋しいというような人が多い。日本人皆が病院に行かなくなってしまったら、医療関係や医薬関係、介護事業者の仕事が無くなる。大変な失業者が増えることになる。現在の医療制度を変えようなど考えもしない、結局健康は自分で考えなくてはならない。
 今日は葛飾の2年前に「TASKものづくり大賞」で大賞を受賞した「おおかわ」と言うシリコンゴムの成型屋さんが「なんでもくん」に関心の有る印刷屋さんを連れてくる。こう言う元気な企業が我が社には来る。休みの日にしか暇が取れないと言うような元気な会社だ。大賞を取ってからこの会社は様変わりしたようだ。こう言う人と接していると元気を頂くことになる。