紙コップやポリコップに簡単に印刷できる手動式曲面印刷機が完成した。

 少量の紙コップに印刷したいと言う需要は結構ありそうだ、しかし低コストの少量印刷に対応している所は無さそうに思う。
 曲面印刷機は専門印刷機だと結構高額になる、100万円から200万円位する、メーカーも限られている。
 私が開発した「ころまるくん」は50,000円以下で発売しようとして開発した。投資リスクの少ない「なんでもくん」以下の低価格を実現したいと言う考えは以前から有った、やっとそれが実現しようとしている。
 
 「ころまるくん」で紙コップに印刷
2月23日の「あだち異業種フォーラム2006」で製作発表したいと思っている。
 マグカップやガラスコップ、既製品の紙コップやポリコップに思うがままに印刷が出来る「ころまるくん」は平面印刷機しか設備のない印刷所には垂涎の的ではなかろうか?
 ところがこの印刷機は操作の易しい「なんでもくん」よりもっと簡単に操作が出来る。印刷の素人が出来るプリントゴッコより遥かに優しい、一般の人でも買ってみようかなと思うに違いない。
 日本一安い曲面印刷機に認定されるかな?
 ところがこの「ころまるくん」は紙コップやマグカップのような雑貨品ばかりでなく精密な工業製品の円筒、円錐形の外面にも充分対応できるのです。こればかりはこの機構を利用して一流商品にも印刷をして世に送り出している経験を積んでいる当社だから言えるのではないかと思う。

 ものづくりの原点は手作りだと思う、いまNHKの番組でチンパンジーが石を道具にして木の実を砕いて食している場面を見た、人類はその道具を進化させて機械化し、ハイテク技術をものして世に送り出している。

 産業革命以来物を人口増加に伴い大量生産する事を追いかけてきていた、日本のように人口が減り始めてきたら大量生産はもう要らなくなる。自分の個性を生かしたもの、自己満足するものが欲しくなる。

 印刷は自社や自分の思いを表現できる方法の一つだと思う、印刷専門家に任せるだけでなく自分で思いのままの印刷したい人は結構多くいるのではないか、とそんな人たちを満足させられる道具として「なんでもくん」「ころまるくん」が普及するのを夢見ている。