色々な障害を持つ人達を預かっている福祉施設も交付金だけでは成り立たなくなってきている。自助努力を強いられる環境になりつつあるようだ。従来から各施設でも障害者が社会参加する意味と生き甲斐を得る為授産事業はやっていたが、海外に生産基地を移転する企業が増え国内のこういった施設への仕事が減ってきている。こういう施設を運営している人達は概ねボランティア精神の旺盛な人達で収益を求め自己の経済的な欲求を満たす為に働いている人は皆無と言っても良い。その人達が収益の出る事業を求めなければならない、チャリティバザーや篤志家の寄付行為だけでは間にあわなくなって来ているようです。
 昨日群馬県のある施設で当社の「なんでもくん」を導入し色々な仕事を得るチャンスを作りたいという申し伝えがあった。本来であればこういった施設に「なんでもくん」を寄付したい所でもあるが、今の所当社にはまだまだそこまで出来るゆとりが無い。販売価格をあまりにも低く設定してし過ぎているのでもっと大量に製造できるようにならないと無理がある。今の所は違った形で協力援助することを考えている。
 技術指導を徹底的に行い、減少している内職的な職人の代わりが出来るようにしたい。群馬県でも熟練した職人が減少しているはずだと思う、観光地に見られるお土産なども中国製のものが多い、しかも何処の観光地へ行っても同じお土産を見かける、その土地の特産品が少なくなっている。お土産品にその土地の特徴を出すことが絶対に必要だと思う、その一助として「なんでもくん」を活用できるようにしたい。
 北海道のあるお土産産品を賄う業者さんが「なんでもくん」をフル活用している、その内どのような使い方をしているのか見学してきてみたい、ヒントを得られるかもしれない。