人に頼まなければ出来なかったことが自分で出来る、こんな愉快なことは無い。幼い子供が親に頼まなければ出来なかったことが自分で出来るようになったときの得意顔が親を感動させる。
 昨日来た2社は目の輝きが全く違っていた、一昨日来た某超有名企業の研究者は入ってきたとき我が社の風袋を見てこれは間違った所へ来てしまったかのような表情でコートを脱ごうとしない、直ぐに退散しようとしていたかのようだった。想像していたのと全く違った建物だったのだろう。こんな所で何ができるのかというような表情だった。チョッと言葉を交わしたら安心したかのようにコートを脱ぎ落ち着いて椅子に座った、失礼な話だと思ったが遠路をはるばる来たのだと思い直して丁重に対応することにした。帰りには欣喜雀躍くして帰ったが本当は器だけで何かを判断するのは面白くない、昨日来た2社は「なんでもくん」の機能を充分承知してきてこれから如何「なんでもくん」を自分の仕事に生かそうかと期待感に溢れていた。
 不安な目は直ぐ分かる、不安を解消してあげるために努力をしなければならないのは負担に思うが、それをプレゼンテーションして拭い去ってあげるのはまたまた楽しいことでもある。
 昨日の一人は若い女性だった、しかも誰でもが知っている有名な企業に勤めている人で会社を休んで来たのだった。偶然自分の付き合っている会社2社で「なんでもくん」を目撃している、どうしても「なんでもくん」を自分の物にし、販売したいという、その勉強のために来たそうである。こういう人にコーチするのは楽しいし、時間を忘れる。夜分7時になるまで居たが全く負担にならない、横浜から来ているので日暮里まで送って差し上げた。
「みのもんた」は仕事を楽しんでいる、楽しいからアレだけ身体を酷使しても疲れを知らないのだろう。
 帰りには心地よく酒が飲めた。しかしチョッと飲みすぎた未だ酒が残っている感じだけど今日は一人で会社に行く、楽しんでこよう。