昨日は開業間もない若い女性経営者が「なんでもくん」の研修に来た。色々なガラス製の灰皿を持ってきて裏表、淵に色々な部分に印刷を試していった。得意先に見せてどれに決定するか選んでもらうためのようです。自分で印刷もしてもらった、今まで外注に頼んでいたのを自分で出来るので慨嘆していた。彼女はギフトショーで私を目撃し来社して実験してみたくなったようです。大きな車を操って来たのだが最近の女性はたくましい、そう言えば若い女性の社員の来訪も珍しくなくなった。
 「なんでもくん」の消耗品のリピート注文が増えてきた、パート社員も件数をこなすのに慣れていないので大童のようだ、昼からは時間の隙を縫って新人にシルクスクリーンの版のリサイクルを手ほどきした、製版も大きな収入源になる、最近のように少量印刷が多い場合には製版で利益を挙げるしかない、製版屋を儲けさせるだけでは能がない。ある宗教団体の教祖の書かれた文字を墨痕鮮やかに和紙に印刷するためだが数量はわずか3枚なのだ、比較的大きな教会に掲揚される大きな掛け軸なのだが、朱印や金塗りの施される立派なものになる。多くの信者さんが崇めるものなのだから精魂こめて印刷している、支給された長尺の和紙で失敗は許されない、一発勝負なので気合が入る。
 ある商社から電話がありある電子部品メーカーが大手パッド印刷機メーカーの印刷機を導入しようとしたが予算があわない、ネットで検索したらお宅の「なんでもくん」に出会った、紹介させて欲しいそれについては商社マージンが欲しいとのことだが当社の機械は機械で儲かるような価格形態になっていない、現実大して利益をかけていないから日本一安いパッド印刷機と認定されている、しかし嬉しいのはそれを理解してもらえる所です、今日にも見積書を送るつもりです。
 今日午前に上ってくる「戒名香」の4種類の箱のサンプルを持って当社の線香を全国展開しようとしている商社に出向く、私のほうから相手先に出向くと言うのは久しぶりなので多少緊張してゆかなければと思う、先方も会社を一度見て欲しいとのことだが、器も多少は関心があるが、社長始め社員の意気込みが見えるので訪問が楽しみでもある、今後の契約内容の細かな取り決めをしなくてはならない、ある意味では勝負どころでもある。
 造る者と売る者との勝負とも言える。概して従来は売る者が強く造る者は弱く安く酷使されてきた歴史がある、ところが売るものは弱く買うものが強いと言う一面がある。需要と供給との勝負が価格である、その価格がマーケットを作れるかどうかになる、勝負は厳しい。